AMD RyzenについてくるCPUクーラーのスッポングリスが変更になったようです
こんばんは、やまいち@山W工房です。
AMDのCPU純正クーラーと聞いて最初に思い浮かぶのはそう
『スッポン』
CPUクーラーを外す際にCPUごと引っこ抜いてしまう現象のことですが
これをしてしまうと高確率でCPUのピンを曲げてしまうことに
実際にRyzen7 2700xにて『スッポン』した時の写真がこちら↓
運良くぱっと見では曲がりも無く真っすぐ抜けたようで安心したのですが
拡大してみると・・・
微妙にCPUのピンが曲がってる事に気が付きます
この時は不幸中の幸いでマザーボードのソケットに刺さらない訳でもなく
無事CPUをマザーボードへ戻すことが出来たのでこの時は胸をなで下ろしました
このようにAMDのCPU純正クーラーは「スッポン」する可能性が高く
自作erからのアドバイス時に必須項目として「純正クーラーのグリスは一度剥がす」
というのが定着してるのです。
最近そのRyzen7 2700xから3700xに買い替えたのですが
相変わらず純正クーラーのグリスは絶対の粘着力を誇りそうなグリスが塗られており
このまま使えば「スッポン」は免れそうに無いなぁと思いながら
2700xで既に簡易水冷クーラーに切り替えてた筆者はそっと箱に戻しました
米尼(Amazon.com)でAMDのCPUがセールしてたこともあり、
勢いでRyzen9 3900xを購入し届いたCPU純正クーラーを見た瞬間驚きました
なんとグリスがハニカム状に塗られてるじゃないですか
これが「なんちゃらディスタンス」って奴か・・・と(違
並べて比べてみると一目瞭然で
新しい方(左)はRev Dで右はRev C pic.twitter.com/TPdrQEgPJ7
— やまいち@山W工房 (@terry_caster) March 20, 2020
3900xの新グリスは最低限の量で余計な粘着力は産まないような気がします
比べると余計に旧グリスは布テープの接着面に見えてくるくらい粘着力がありそうです
純正クーラーの箱も3900x付属の物はRev:Dで3700x付属の物はRev:Cと世代が変わってることがわかりました
クーラー自体はどちらもAMD「Wraith Prism」でグリス以外違いも無さそうです
ちなみに2700xに付属してたものはRev:Aでした
この変更で世の中から『スッポン』が無くなることを祈ってますが
筆者がテストすることは無く引き続き簡易水冷クーラーを使っていく次第であります
何故か?と言うと『スッポンしたら怖いじゃないですか!』