CERRXIAN デスクトップコンピュータ電源スイッチボックス(PCベンチ台用スイッチ)を購入
こんにちは、やまいち@山W工房です。
動作確認などで仮に組んだPCを乗せる台の事を「ベンチ台」と呼びます
このようなベンチ台にはスイッチ類は装備されてない事が多く、自分が使ってるこちらのベンチ台には一切スイッチ類は付いておりません。
動作確認用のスイッチにこちら↓を使用していたのですが
これだと今の環境ではかなり使いにくかったのです
現在の使用状況
マザーボードをベンチ台に乗せ確認するための棚に設置するとこのような感じなのですが
マザーボードのスイッチコネクタの位置は
この位置にありまして
アイネックスの実験用スイッチだとかなり奥に手を伸ばさねばならず非常に使いにくかったのです
今回スイッチを購入するにあたり
そこで色々物色しこちら↓を買いました
他にも悩んだ候補として
こちら↓は値段も安かったのですがどうもデザインが好みではなく
こちらは↓PCIブラケットでD-Sub15ピンコネクタ化してあり脱着できるという最大のメリットがあったのですが、やはり円形のデザインが好きになれなかったので今回はパスしました。後で「形はともかくこれにしとけば良かった」と少し後悔してます(-_-;)
今回購入する選択肢の中で最初に考慮したのは
-
円形じゃなく色も地味
手元に置くものだとどうしても目に入るので「見た目」ってかなり重要だと思ってます
その他で重要視したのは
- USBコネクタ
- リセットスイッチ
- LED (HDD LEDとして使用出来るLED端子)
この3点があれば十分だと考えておりました
普通であればPowerLEDなんでしょうけど、最近のPCだと電源入ってるかどうかは「見れば分かる」レベルでどこかしら光ってるので、動作確認中のトラブル発生時など判断材料にHDDやSSDのアクセスランプの方が重要なんです。
CERRXIAN デスクトップコンピュータ電源スイッチボックス
と言う訳で届いたスイッチを見ていきたいと思います
商品写真詐欺ではなく、ちゃんと商品説明の写真と同じものが送られてきました
説明書の類は入ってませんでしたが必要な人が注文する商品でも無いでしょう。ただ、注文するときに唯一気になっていたのは商品レビューに「指を切った」というのが・・・
あぁこれは指切るかも!
薄い金属板ですが処理が粗いこともあり、簡単に皮膚は切れる感じがしますマズいです
この金属板を一度剥がして中心部を切り取りヤスリがけも考えたのですが、今回は梱包テープを貼ってケガだけしないようにマスキングすることにしました
これで当面は問題無いかと。3Mの梱包テープは有能なはず!
PCケースを使用し手元のスイッチとして使う事を想定されてるので外出し用のPCIブラケットも付属してます
ケース外側の見える方は表面の仕上げも丁寧で触り心地も良いのですが
ケース内側の見えない方はバリも残り仕上げは良くないので扱いには気を付ける必要がありそうです。表面の仕上げが丁寧なだけに少し残念
ケーブルをブラケットに掛けるとこのような感じになります
ここでふと「アレ?」と違和感に気が付きました
リセットスイッチどこにある?
コネクタは確かに存在してるのですが・・・
コネクタはあるのにスイッチは見当たらず
大きいスイッチが1個と2個のUSBポートとオーディオポートしか見当たらない
後方にもやはりスイッチなど存在せず
こうなると中華製品にままあるパターンでコネクタと配線はあるので可能性の高い順に
- 基盤のどこにも「はんだ付け」されていない
- 電源スイッチと一緒に基盤に「はんだ付け」されている
- 筐体内部の見えないどこかにスイッチ自体は存在している
どのパターンであってもリセットスイッチのコネクタを使用せずに抜いておけば良いだけなのですが、有る(見える)ものが無いってのは面白くないのですし、リセットスイッチの有無が購入の決め手の一つだったので、返品も考慮しネットで検索してみました
結論:「はんだ付け」されておらず結線されていないそうです
同じもの思われる商品の「猫が好き」さんのレビューに書かれてありました
参考URL https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R7V6N33MYNHLM
リセットスイッチが無いと、動作検証中に不具合が起きた時などに「とりあえずリセット」が使えなくなるので使い勝手は悪くなります(使えないほどじゃない)
こんなことなら円形は好きじゃないけど上述の
アイネックス 電源/リセットスイッチ 有線リモコン DTE-02
にしておけば良かったかなと少し後悔してるところです
CERRXIAN デスクトップコンピュータ電源スイッチボックスの良いところ
- USBポートが2ポート
- 類似商品には無いオーディオコネクタ
- 十分なケーブル長(ブラケットから120cm)
- 筐体・ボタン共に黒一色のシンプルなデザイン
- 電源ボタンのプレートが金属製
- 外出し用PCIブラケットの表面の仕上げが丁寧
- ボタン越しに透過して光る青色LED
CERRXIAN デスクトップコンピュータ電源スイッチボックスの残念なところ
- リセットスイッチはコネクタはあるがスイッチはどこにも無い
- 電源ボタンの金属プレート中心部が浮いていて危険
- 電源ボタンの押し心地(カチっと感は皆無)
- 外出し用PCIブラケットの裏面の仕上げが粗く少し危険
- (目的に合わないと)無駄に長いケーブル長
リセットスイッチと電源ボタンのプレートはそこそこ致命的な欠点だと思いますが、シンプルなデザインなど目を引く部分もありますので、欠点部分を許せる(対策できる)のであれば中々使える商品だと思いますし、もう少し使用してみる予定です
以上「CERRXIAN デスクトップコンピュータ電源スイッチボックス」を購入したおはなしでした
ASUS ROG RYUO のOLEDに表示されるCPU温度
こんにちは、やまいち@山W工房です。
先日組んだPCの動作テストに3DMarkを回していた時の話です。
普段3DMarkに限らずMSI Afterburnerを常駐させてベンチマークやゲームなどにOSDで情報を表示させて使用環境に最適な画質・フレームレートを設定しているのですが、
ROG RYUOとAfterburnerのOSDで表示されるCPU温度に結構な差があることに気が付きました。
これは一昔前だと「よくある」事で、サーマルダイオードの出力を温度のデーターに変換する際の処理にズレがあったり、参照してるデータが別のものだったりするからです。
しかし最近ではCPU温度といえばパッケージ温度(参照値がTcase)だと思うのでこのようなズレが起きる事も珍しいと思い少し気になった次第です。
ASUS ROG RYUO(RYUJIN)の場合は水温を計測していませんし、温度等のステータス表示はASUS製マザーボード使用時のみという話なので、恐らくはマザーボード上の情報を表示してるだけだと思われます。
メインPCの場合はマザーボードはMSI製、簡易水冷CPUクーラーはCorsairと今回の事象の参考にはなりませんが、AfterburnerのCPU温度はCorsair iQUEのダッシュボード上のCPUのパッケージ温度とマザーボードの温度#4でほぼ一致してます(OSDは若干の遅延はありますが)
もう少し詳しく検証してみないと分かりませんが、ズレが生じる原因として考えられる事は
先日組んだPCにCorsair iQUEをインストールするなり環境を統一して検証しないと意味は無いので、メインPC含めてちょっと検証してきますね
以上「表示されるCPU温度に差がある事に気付いてしまったら検証しないと気が済まなくなった」というおはなしでした
AMD RyzenについてくるCPUクーラーのスッポングリスが変更になったようです
こんばんは、やまいち@山W工房です。
AMDのCPU純正クーラーと聞いて最初に思い浮かぶのはそう
『スッポン』
CPUクーラーを外す際にCPUごと引っこ抜いてしまう現象のことですが
これをしてしまうと高確率でCPUのピンを曲げてしまうことに
実際にRyzen7 2700xにて『スッポン』した時の写真がこちら↓
運良くぱっと見では曲がりも無く真っすぐ抜けたようで安心したのですが
拡大してみると・・・
微妙にCPUのピンが曲がってる事に気が付きます
この時は不幸中の幸いでマザーボードのソケットに刺さらない訳でもなく
無事CPUをマザーボードへ戻すことが出来たのでこの時は胸をなで下ろしました
このようにAMDのCPU純正クーラーは「スッポン」する可能性が高く
自作erからのアドバイス時に必須項目として「純正クーラーのグリスは一度剥がす」
というのが定着してるのです。
最近そのRyzen7 2700xから3700xに買い替えたのですが
相変わらず純正クーラーのグリスは絶対の粘着力を誇りそうなグリスが塗られており
このまま使えば「スッポン」は免れそうに無いなぁと思いながら
2700xで既に簡易水冷クーラーに切り替えてた筆者はそっと箱に戻しました
米尼(Amazon.com)でAMDのCPUがセールしてたこともあり、
勢いでRyzen9 3900xを購入し届いたCPU純正クーラーを見た瞬間驚きました
なんとグリスがハニカム状に塗られてるじゃないですか
これが「なんちゃらディスタンス」って奴か・・・と(違
並べて比べてみると一目瞭然で
新しい方(左)はRev Dで右はRev C pic.twitter.com/TPdrQEgPJ7
— やまいち@山W工房 (@terry_caster) March 20, 2020
3900xの新グリスは最低限の量で余計な粘着力は産まないような気がします
比べると余計に旧グリスは布テープの接着面に見えてくるくらい粘着力がありそうです
純正クーラーの箱も3900x付属の物はRev:Dで3700x付属の物はRev:Cと世代が変わってることがわかりました
クーラー自体はどちらもAMD「Wraith Prism」でグリス以外違いも無さそうです
ちなみに2700xに付属してたものはRev:Aでした
この変更で世の中から『スッポン』が無くなることを祈ってますが
筆者がテストすることは無く引き続き簡易水冷クーラーを使っていく次第であります
何故か?と言うと『スッポンしたら怖いじゃないですか!』